おはようございます。小菅です。<(_ _)>
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昨日,小学生のみんなは「全国版 学力テスト」の実施日でした。

「学校でもテストをしているのに,なぜ塾でもテストを実施するの…?」
こんな疑問を持つ方もいらっしゃるかも知れないので,改めてこのテストについてお話できればと思います。
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お家の方がいちばん身近で目にする機会が多いのは「学校のテスト」かと思います。
このテストで毎回きちんと点数が取れていれば「勉強は大丈夫そうね!!」と思いたいですよね?
しかし,実際は「学校のテストができていれば大丈夫とは必ずし言えない」というのが本当のところです。
その答えは,学校のテストに出題される「内容」とテストから得られる「情報」にあります。
学校で実施されるテストのほとんどは「単元テスト」と呼ばれるテストです。
このテストは,直近の授業で学習した内容の理解度・定着度を測るためのテストです。
そのため,出題範囲はかなり限定的ですし,普通はテストを実施する場合は,事前に担任の先生から「今週の〇曜日に単元テストをするよ。しっかり復習してきてね!!」とか口頭やお便りなどで連絡をされる場合がほとんどで,抜き打ちで実施するというのはまずあり得ないと思います。
そのため,お子さんも事前に点数をしっかり取るための対策も立てやすいと言えます。
単元テストの場合,重要視されるのは「取った点数が何点だったか?」「その点数は他の子たちと比べてどうだったか?」ということであり,このテストの結果から分かることは「点数が取れていれば,直近の授業の内容は理解できている」ということだけなのです。
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でも,このテストで「理解できている」と判断できた内容もずっとこの状態のままではありません。
復習をせずそのままにしておけば時間の経過とともにいつか忘れてしまいます。
「理解できた」と「本当の知識になった」というのは違うということです。
さらに,忘れる「内容」と「時期」はお子さんによってバラバラです。
過去に学習した内容を,時間の経過とともに忘れてしまっていないかどうか…?
みんなが割と覚えている内容を,自分は忘れてしまっていないかどうか…?
私どもの教室で実施している「全国版 学力テスト」は,そういったことを定期的・継続的に検証するために,お子さんの現状を「全国」という大きな集団の中に投げ入れてみて,お子さんの現状に合った「次のステップ」を設定してあげるための「教材の1つ」なのです。
「過去を体系的に振り返る」ことはとても重要なのですが,実はその機会は多くない(というよりほとんどない)のが現状です。
少なくとも2か月に1度のペースで過去の学習内容に対する検証の場を設定すること,そして次のステップを毎回きちんと設定すること(復習)を,新しく学ぶ内容と並行して行うことがお子さんたちの学力向上にとても大切だと考え,うちの教室では受験実施を続けています。
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今週1週間は,テストの解き直し・確認を実施していきます。
テストは何と言っても「受けた後の復習」が大事ですからね!! 頑張って取り組んで行きましょう。
それでは,また~。<(_ _)>