おはようございます。小菅です。<(_ _)>
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昨日のある小5の生徒さんと授業でのこと。
今,小5の皆さんは「小数のわり算」を学習中。(早いお子さんたちは既に「公倍数・公約数」まで進んでいます。)

こちらの生徒さんは計算問題も文章問題もきちんと理解して解き進めることができています。
ですが、ここまでしっかりできているからこそ,こんな程度で満足して欲しくない…!!
そこで私はすかさず、こんな声掛けをしました。
「確かに答えはあっているけど,もっと素早く,正確に,そして楽をしようよ。」
すると生徒さんは「はて…?」と不思議そうな顔しました。私は話を続けました。
「例えばこの問題。割る数が『0.25(÷0.25)』じゃない。
この問題,そのまま0.25で割っているようじゃ芸がない!!
じゃあ,まずは暗算で『0.25×4』を計算してごらんよ。いくつになる?」
すると生徒さんは数秒ほど考えるとすぐに「1です。」と答えてくれました。
「そう,正解。そしたら,割る数だけ4倍では計算ルールに反するから割られる数も4倍するのさ。
そうすれば,元の計算式が『△÷1』の方になるから,答えは『△』ってすぐに分かるでしょ。」
この説明を聞いて,生徒さんは「なるほど…!!」と納得してくれた様子。(でも,学校の授業でもちゃんとお伝えしてくれるはずなんだけどね…。)
式は書かなきゃ駄目だけど、計算だけはちょっとひと工夫して暗算でやっちまうのさ。」
今回の工夫はあくまでも一例ですが,他にも計算を楽にするための工夫はいろいろとあります。
計算式をそのまま解くのは誰でもできることで,その計算にちょっとした工夫をし,楽に計算をすることができる生徒さんを育ててあげたいなぁと思っています。
それが「算数の楽しみ」の1つだと考えるからです。
「答えは1つだけど,解き方は1つとは限らない。」
そんな楽しさやコツをお子さんには少しずつ伝えていけたらと思っています。(*^_^*)
さあ、今日も共にがんばっていきましょうね‼ それでは、また‼
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