おはようございます。小菅です。
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小・中学生のみんなは自分で実際に車の運転はできないので,あくまでもお家の方の車に乗っていての経験になってはしまうんですが…。
自動車でどこか遠くに出かけるために高速道路に入ったときを思い出してみてください。
高速道路に入った直後は、周りの車はずいぶん速いスピードで飛ばしているなと感じると思うんです。
しかし、しばらく走っているとその速さにも慣れてしまって特別に早いとは感じなくなりませんか?
その後,高速道路を降り一般道路に出て制限速度通り走っていると「遅っそ…!!」と感じたこともあるのではないでしょうか?
これは,高速道路を走行している時には車窓から見える景色が速いスピードで流れていくことに脳がすっかり慣れてしまっていて,一般道に降りたあともしばらくその感覚が残っているからなんですね。
※ これによるスピードの出し過ぎを「インターチェンジ効果」といい,誰でもそうなるそうです。そう言えば,これ,自動車学校でも教わったなぁ…。
実は私が学生時代にずっとやっていた野球でも,この効果を活かした練習がありました。
次の対戦相手の投手がとても速いボールを投げるタイプだった場合,ピッチング・マシンのスピード設定を相手投手のスピードよりも早めに設定して打ち込み練習を行なうというものでした。
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昨日の中学3年生との授業で,テキストの「リスニング問題」の活用方法について,私は男子生徒のみんなに実際にスマホを使いながらこんなアドバイスをしました。

私:「いいかい。(画面を見せながら)ここを押して,じゃんじゃんスピードを上げんのよ。いくよ。」
私が設定したのは通常速度の「2倍」の速度。(← アプリの設定上,これ以上できないので…。)
この速さのものをみんなに聞いてもらうと…。
みんな:「うわぁ,やべぇ…。早くね?」
私:「そう。”早くね?”って感じるのがポイントだよ。最初は何言ってんか分からないけど,この速さに慣れさせることがポイントなんだ。これに慣れてから通常速度のもの聞いてごらんよ。”遅っそ…!!”って思えるから。」
すると,みんなも「なるほど!!」っと納得してくれた様子。中には「そうか…!! 英検のリスニング問題の練習もそういう風にすればもっと良かったんだ!!」なんてことを言ってくれた方もおりました。いいねぇ~。
私が学生の頃は音源は基本的にカセットテープやCDだったので「速度を変更して聞く」ということができませんでした。
でも今は,パソコンやスマホで簡単に速度を変えて聞くことができるのは本当に便利だなぁと思います。
特にスマホでしたら場所を選ばずに聞くことができますもんね。
この方法に先日のブログでも記載した「音声データのリピーティング(こちらの記事もどうぞ)」も加えていくと,自宅での英語の学習もかなり充実したものにできると思います。
と言っても,これがなかなか「お家に帰って,自分自身でやってね」と言ってもなかなかやれないものなんですよね…。(笑)
かと言って,なんでもかんでも塾の授業の中で行うのは「時間の限界」があるしなぁ…。
ということで,こちでも授業内に時間は作っていくつもりですが,短時間でも良いので,みんなも自宅にて実践をお願いしますね。<(_ _)>
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さあ,今日も1日張り切って行きましょう!!(*^_^*)
それでは,また~。<(_ _)>