おはようございます。小菅です。<(_ _)>
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さて、今日はお子さんの「学習への取り組み方」に関して、こんな話題を。

週末、お子さんの「月例課題」の提出のために、あるお父さまご来塾くださいました。
雪が舞い、足元も悪い悪天候の中、ご足労お掛けしました。ありがとうございました。<(_ _)>
実はこちらのご家庭さまは今、ご姉弟で教室に通ってくださっているのですが、お父さまがお持ちくださった課題は「下のお子さんの分だけ」でした。
私はお父さまにこうお尋ねしました。
私:「あの~、〇〇ちゃんの課題はまだ終わらなかったですかね…?」
すると、お父さまはちょっとお困りになられた様子で次のようなお話されました。
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・ 自分が納得するまで次の問題に進まないので、まだ全然終わっていないんですよ…。
・ その様子を見て、「先に『解説』を見て、どうしてそうなるのかを考える方法もある。もっと『要領良く進める』ことも大事だよ。」と話をした。
・ でも、子どもは頑なに「それは『問題に負けた気』がする…。絶対にしたくない…!!」と言うので困ってしまった。…などなど。
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この生徒さんですが、「個人情報の保護」という観点で詳しくは書き記すことはできませんが、入塾後、グングンと力をつけてきている生徒さんの1人。
毎月の「全国版 学力テスト」でも、全国平均を大きく上回る素晴らしい成果を出しています。
お父さまのお話をひと通りお聞きした後、私は次のようなお話をさせていだきました。
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・ もし、お子さんに 「考える力をつけさせたい」「地頭の良さを育てたい」とお考えになられるのならば、〇〇ちゃんのように「1つの問題を何時間でも考え続けること」が絶対に必要だと私は思います。これは、今までにグッと力をつけて地域トップ校に進学した生徒さんたちの様子を見てもそう思います。
・ 中学生になると頻繁にテストもありますし、「成績・評価」のこともあるので課題を期限内に提出しなければならなくなります。ですから、「否が応でも”時間に追われながら学習をする”、”要領良く学習を進める”」ようになって変化してしまい、1問1問をじっくり深く考えて取り組むことが難しくなってしまうことが多いのが事実です。
・ その点、小学生の場合、中学生と違い、テストに追われることもなく比較的学習にゆっくり時間が使えるので、今のうちは「じっくり考えること」をたくさん経験させておくことをお勧めします。だから今の取り組みを止めさせずに、そのまま続けさせた方が良いですよ!!
・ 特に「塾の課題」は「学校の課題」のように「期限内に提出すること」が大事なのではなく、「時間は掛かっても良いので、自分の力できちんと解くこと」が大事だと私は考えていますから、もし、間に合わない場合はその旨を伝えてくだされば大丈夫ですよ。…などなど。
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この話をお聞きいただき、お父さまも少し気持ちが楽になられたようです。(´▽`) ホッ
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大人になり、仕事をすると「予算」や「納期」…など、「決められたことをきちんと守る」ということは「信用」「信頼」を得るという点でとても大事だと思います。
これは、大人の仕事に限らず、お子さんたちの日常でも全く同じです。
ですから、塾の課題についても「期限内に終わらせること」が基本ではあります。
でも、「期限内に終わらせるため」だけを優先し、誰かに答えを聞いて提出する、適当に解いて外れたのを直すことなく提出する…では、「自宅で課題を進める目的」が果たせていないと思います。
「塾の課題」はきちんと「自分の考えや学習計画」があれば、提出が期限内でなくても私は構わないと思っています。
大事なのは「自分の頭をフル回転させ、自分自身でじっくり考えて解答すること」です。
ぜひ、期限に追われることなく、じっくり取り組んでくださいね!!(*^_^*)
どうしても分からないときは、私の方でヒント・解説もしますので、その時は気軽にお声がけください。
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すいません…。つい、長くなってしまいました…。<(_ _)>
さあ、今日も1日、張り切って行きましょう!!(*^_^*)
それでは、また~。