おはようございます。小菅です。<(_ _)>
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さて、今日は今、毎日懸命に頑張っている受験生の方にこんな話を。(受験生でない方も読んでくださいね!!)
皆さんも良くご存じの「ウサギとカメ」のお話。

あまりにも有名ですから、今さらストーリーは語らなくてもとは思いますが、念のため。
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ある時、ウサギに歩みの鈍さをバカにされたカメは、山のふもとまでかけっこの勝負を挑んだ。かけっこを始めると予想通りウサギはどんどん先へ行き、とうとうカメが見えなくなってしまった。ウサギは少しカメを待とうと余裕綽々で居眠りを始めた。その間にカメは着実に進み、ウサギが目を覚ましたとき見たものは、山のふもとのゴールで大喜びをするカメの姿であった。
(ウィキペディアより)
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このお話、自分は昔からかなり自分に叩き込んで来ました…。
「俺はウサギではなくカメなんだら、1つ1つ地道に努力を重ねることが大事なんだ!!」
ここから得られる「教訓」というのは一般的には「油断大敵」あるいは「小さな努力の積み重ねの大切さ」といったところだと思うのですが、この話について調べてみると、実はこれだけが「教訓」ではないというんですね…。
一体、その「教訓」とは何かというと…。
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ウサギとカメは「見ているところが違っていた」ということ
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ウサギはカメを見て、ノロノロといつまでもやって来ないカメに油断してしまった…。
対するカメはウサギを見るのではなく「ゴール」を見ていたということ。
もし、カメもウサギを見ていたら、ウサギと同じように休んでしまったかも知れない…。
つまり「ゴールは何かをしっかり見極め、競争相手に惑わされないこと。ゴールを見ることの重要性、競争のの本質をしっかり捉えよ」ということなんだそうです。
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先日、伸び悩んでいるある生徒さんと二人で話をしたときのこと。
その生徒さんは、こんなことを話てくれました。
生徒さん:「周りのみんなはスラスラできているのに、自分だけできないのが悔しいし、焦ってしまって…。」
この生徒さん、決して努力をしていないわけではないのです。コツコツと学習を継続してくれていますし、自分から私に補習指導を願い出るほどの熱心さです。
「努力」をしていないならまだしも「努力」をしているとからこそ余計に焦ってしまう気持ちは分かります。
でも、私はその生徒さんにこんなお話をしました。
「確かに気持ちは分かる…。でも、苦しかったり、焦ったりする気持ちはみんなも同じなんじゃないかな…。
だれも楽だなんて思っていないだろうし、みんなも今、必死にもがいてるんだよ。
辛くて苦しい、もうこれ以上努力するのが無理だっていうのなら道を変えることもありだと自分は思う。
でも、自分がどうして諦めたくない、絶対に第1志望の高校に合格したいというのならば、
他人がどうのこうのじゃなく、もっと強い気持ちで取り組まないと合格できないよ。
もう1度、自分は何でこの高校を選んだのか、どうしてこの高校じゃなきゃダメだって思ったのか、よ~く考えてごらんよ。」
もしかしたら、先生は自分を慰めてくれるのではないかと思っていたかも知れません…。
でも、私はこの子に発奮して欲しかったので、敢えて厳しく、憎まれることも覚悟でズバッと話をしました。
この生徒さんも、ウサギと同じように、見てるいるところが「ゴール」ではなく、「周り」「競争相手」になっていたのだと思うのです。
昨日もブログでお話しましたが、今、受験生のみんなは日々、苦しい中で戦っていると思います。
そういう中でこの時期になると友だち同士で話をして、「あれ、みんなは知っているのに、自分はそれを知らない…。」とか「自分はそんな勉強方法でやってない…。」…だとかと、ついつい「焦り」が生じるなんてことはよくあることだと思います。
そんなときは、どうか、今日のこの話を思い出し、こんなことを思ってください。
「今は、相手・周りがどうのこうのじゃない。今はただゴールに向かって自分ができることに集中すべし!!」と。
お話した生徒さんにも伝えたのですが、ここからの時期、「技術的」「知識的」なことよりも重要なのは「自分は絶対に合格してみせる!!」という「強い気持ち」だと思います。
「気持ち」がないところに「行動」は生まれないと思うからです。
ぜひ、自分の見るべきものを見失わずに、入試本番までの限られた日々、精一杯頑張って欲しいと思います。(*^_^*)
自分もみんなのためにできること、精一杯やっていきますよ!!
今日も1日、共に頑張って行きましょう。それでは、また。<(_ _)>