おはようございます。小菅です。<(_ _)>
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小学生のお子さんのお母さま,特にご入塾の際にほぼ間違いなくお聞かせいただく1つがこちらの内容。
「計算問題は問題ないんですが,文章題や図形になると全然ダメなんです…。」
きっと,これって私に限らず,塾の先生なら「ある,ある」って内容だと思います。
算数の学習において,「素早く「,正確に計算ができる」というのはとても重要なことは間違いありません。
「俺,算数,得意です!!」っていうお子さんで「計算がもちゃもちゃゆっくり」っていう子はまずいないです。
というよりも,お子さんによっては「計算が速い=算数が得意」ってさえ思ってしまっている方もいると思いますよ。
でも,計算が素早く,正確にできるのと,文章題や図形が解けるというのは別物です。
計算は量をこなし,慣れることで処理速度を上げることが十分可能です。
しかし,文章題や図形に対して「考える力」を育てるためには,計算のように量をこなせばいいかと言うとそうではないと私は考えています。
では,どうしたらお子さんたちの「考える力」を伸ばすことができるのか…?
それは…。
お子さんたちに考えるきっかけや時間を作り,じっくりと考えさせることが必要

こう言ってしまうと「そんな当たり前のことを…。」と言われそうですが,実はなかなかこれができない場合が多いもんです…。
というのも,つい大人はお子さんに素早く答えを出してもらいたいがために,あれや,これやとヒントや解き方をついつい口走ってしまうものです。
でも,私はその口を出したくなるところをグッと堪えていただいて,お子さんの様子を黙って見守って欲しいと思っています。
当たり前のことですが,「考える力」は「お子さん自身が考えているとき」に伸びるものです。
ですから,お子さん自身が脳をフル回転させ,ああでもない,こうでもないと手を動かしながら考えることが大事だと思っています。
私もこの仕事を「四半世紀以上」してきましたが,この口を出したいところをグッと堪えられるかどうかが講師なり立ての新人さんとベテラン講師の違いの1つだとも思っています。
だから,お子さんによっては私のことをこう言っている方もいると思いますよ。(実際,目の前で言われることもありますが…。)
「小菅は他の先生と違ってすぐに教えてくれない…。」
これはお子さんたちに意地悪して教えないのではなく,教えたいところをグッと堪えて意図的に教えてないんですからね。(笑)
もし,お家の方が「お子さんの考える力を伸ばしてあげたい…!!」とお考えならば,ぜひ,次のことを意識してお子さんと接していただけたらと思います。
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1) お子さんが一生懸命考えているときは,口を出さずにそっと見守る。
2) その考えが間違っていたり,最短ルートでないとしても,それを責めないように。
3) 「間違えることは悪いことではないんだよ。」とお子さんに伝える。
4) 「分からなかったらすぐ聞きなさい。」ではなく,「すぐに聞く前に,もう1度じっくり考えてみよう。」と伝えること。
5) ヒントや解き方を伝えたいときは,お子さんの様子を見ながら,焦らず,少しずつがコツ。
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「考える力」を伸ばすのは,今日,明日でといった短期間では難しく,日ごろの小さな積み重ねが大事だと私は思っています。
教科書や問題集を解くということだけでなく,普段からお子さんに「なぜだろう?」と考えさせる機会を大人が作ってあげることが大事なのではないかと私は考えています。
私も頑張りますので,ぜひ,みんなで力を合わせて取り組んで行きましょう!!(*^_^*)
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さあ,今日も1日,張り切って行きましょう。
それでは,また~。<(_ _)>