おはようございます。小菅です。<(_ _)>
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先日「緊張感の欠乏」により満点達成ができない生徒さんに「緊張感」を持たせるために「ミスしたら授業時間を延長する!!」と宣言して授業をしたことをブログにてお書きしました。→ 詳しくはこちらを
昨日、同じように「十分満点を取る力を持ち合わせているにも関わらず満点にならない」ある中学生男子2名に対し、授業終了が近づき私は次の話をしました。

私:「それじゃ、ラストは1問ずつ解答するよ。2人とも正解だったら授業は終わりでいい。ただぁ~し!! どちらか片方でも間違えたら延長戦に突入!! 2人とも一緒に正解にならないなら終わらないかんね!! いい?」
すると2人からは、「うわぁ、マジっすか?!」「先生、俺、早退していいすか?」…などの声が上がりました。
この2人、同じ中学校の「仲良しコンビ」で、良い意味で「競争心」を持って取り組んでくれているのは凄くいいんですが、どちらか片方が正解すると、次は先に正解した方が間違うみたいなことをずっと繰り返していました。
力量的にはまだまだ不十分な部分はありつつも、2人とも「向上心」が強く、塾に入ってから着実に力をつけ、今は基本的な計算や英語の穴埋めは「ノーミス」で解くだけの力はついてきているんですが、「ハズレたら駄目なんだ」という気持ちがまだ低いなぁと感じたのです。
そんな彼らには「ただ時間を延長する」という話をするよりも、「仲良しコンビ」だからこそ「自分のミスによって、相手にも迷惑を掛けてしまう」という「連帯責任を負わせること」の方がより緊張感が高まると思っての対策でした。
私:「さあ、今日は(道が凍っていて)危ないから、さっさとやるよ~。」
そう声をかけ、チャレンジスタート!!
私:「できた? よし、解答するよ。(2人の解答を覗き)ねぇ、2人の解答、違うけど…。」
Mくん:「俺、x=-2だけど…。」
Kくん:「えっ?! なんで、x=2でしょ?」
私:「はい、Mくん正解。(計算過程を指差し)Kくん、ここ、カッコの前の数字、ちゃんと掛け算してないでしょ…。」
Kくん:「あっ!! くっそ~。」
私:「どれ、じゃあ、直したら次、行くよ!! はい、2問目、スタート!!」
結果はというと、2問目も2人一緒に正解にはならず…。(;´д`)トホホ
次の3問目。2人とも「符号の付け間違い」で不正解だったのですが、悪天候だったので保護者さまを長い時間待たせるわけにはいかないと判断し、解答をする前に「温情のヒント」を入れて、何とか2人とも正解。
授業終了後、2人には「次回もやる!!」と宣言。2人とも「マジか~!!」って顔をしていました。
でも、今、しっかりと「基礎的な力」を完全体に近づけておかないと、結局、後々それを取り戻さなくてはいけなくなってしまうんだよね…。
そして、後々それを取り戻すときの方が時間も労力も大変になってしまうもんです…。
しかも、今のことができていないと、今後学習するものの理解・定着も鈍くなってしまうしね。
だから、大変かも知れないけれど、今、しっかりとトレーニング、していこうね!! 引き続き、頑張ろう!! (*^_^*)
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いや~、気づけばもう来週から「冬休み」ですね…。早いなぁ~。
今日も1日、張り切って行きましょう!!
それでは、また~。<(_ _)>