おはようございます。小菅です。<(_ _)>
******
さて、今日お伝えしたいことはこのことです。
「間違いや失敗を恐れず、積極的に行こう!!」
先週、ある受験生と国語の授業をしていたときのこと。
「問題」と「文章」を交互に呼むことを何度も繰り返す様子を見る限り、「答え」の検討はついているようなのですが、いっこうに「答え」を書こうとしないで、書くのをずっと躊躇していたのです。
「答えに迷っている」という感じではなく、「答えが外れていたら嫌だな」という「不安」や「恐怖心」からという感じでした。
まぁ、気持ちは分からなくはありません…。
この生徒さん、「国語」が苦手で、相当な「苦手意識」があります。
それを少しでも克服してもらおうと、授業開始時間よりも早めに教室に入っていただいて補習をしているという状況なんです。
「勉強が苦手」というお子さんの場合、「勉強で褒められる」という経験が少なく、どちらかというと「何でこんなの分からないの?」「どうしてこれできないの?」と責められた経験の方が多い場合があります。
そのため「問題を間違う → また責められる」というイメージが頭にあるので、「間違うこと」がとても怖いとなってしまうんだと思うんです。
最悪の場合、「もう、勉強したくない…。」ってなってしまうことすらあると思います。
******
実は、私は高校時代「野球部」だったんですが、「失敗をする恐怖」からこんな経験をしたことがありました。
自分、キャッチャーだったんですけど、ある日突然、ピッチャーのところまでボール投げられなくなっちゃったんですよ…。
その当時、うちの野球部は「超縦社会」で監督もヤバかったですけど、先輩がもっとヤバかったんですよ…。
投げ返すボールがきちん胸に行かないと舌打ちされたり、下手するとそのボールを取ってもらなかったりなんてこともありました。
今思い返すと、そういうことの積み重なりで無意識のうちに投げることが怖くなってたんだと思うんですよね…。
後で知ったんですが、これ、スポーツの世界では「イップス」というらしいんです。結構有名なプロ野球選手も経験されているそうです。
******
話を本題に戻しますと、うちの教室では私も富塚も「問題を間違うこと」に対してお子さんを責めたりはしません。
かえって「適当にやったけど、たまたま当たった」的なときの方こそ、かなりしつこく問いただしますけどね。
私:「何でこの解答になるのか、説明して!!」って感じですね。
私自身はお子さんには「練習の段階では間違いをどんどんすべきだ!!」という思いで指導に当たっています。
大事なのは間違えたときに「どうして間違えたのか?」と原因を追究し、その間違いを繰り返さないように「反復練習をすること」だと思っています。
そして、私がお子さんにいちばん大事にして欲しいと願っているのは
「自分できちんと考えること」なんですね。
「自分は○○と思ったから、この答えだと考えました。」って言えるようになって欲しいんですよ。
そのうえで、答えが「あたり」ならいいですし、「はずれ」だったら「なにが違ったんだろう…?」とまた考えればいいことなんです。
「本番のテスト」なら、「結果」がすべてですから「あたり」「はずれ」の方が重要なのかもしれませんけど、普段の練習は全然そんなんじゃなくていいんですよ。
私が「なんでこうだと思った?」って質問したときに、「自分はこの部分から○○って思ったので、この答えと思いました。」って、自分の考えをしっかり伝えられるようにしてもらえればOKだと私は思っています。
いつでも「あたり」で直線的に進んでいる人より、いろんな「間違い」をしながらジグザグしながら進んでいる人の方が、長い人生の中では結構イケてたりするもんですよ。(*^_^*)
お互い「間違い」「失敗」を恐れずに日々頑張って行きましょう!!
それでは、また~。<(_ _)>