おはようございます。小菅です。<(_ _)>
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業者さまとの打ち合わせなどもあり,すっかり更新が遅くなってしまいました…。<(_ _)>
さて,今日も張り切って行きますよ~。
昨日の小学6年生と授業でのこと。
今,うちの小6のみんなは小学校の学習内容を終え,ひと足先に「中学校の先取り学習」を実施中。
現在,数学は「正負の数の加減」について学習中なんですが…。

Rくん:「先生。これ,計算過程を書かないとダメ?」
私:「ダメ~!!」
Rくん:「だって,書くの面倒なんだもん…。」
私:「確かに,今のレベルぐらいなら暗算でもできるだろうけど,今はちゃんと順序立てて,しっかり計算過程を書いておくれ。」
「計算過程」を書かなくても絶対に間違えないというんですが,それはキッパリと却下!!
なぜ,私はキッパリと却下したかというと,それはこんな狙いがあったからです。
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最初が肝心!! 最初にきちんと「正しいフォーム(計算過程)を固めるさせるため」
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「勉強」に限らず,「運動」だろうが「音楽」だろうが,私は「最初」ってとても肝心だと思っていまして,特に「正しいフォーム」で行うことは物事が上達するうえで「必要不可欠」なことだと思っています。
「手早く終わらせたい!!」という思いで,最初から「手抜きの計算」をしたり,「我流による,変な計算順序」を固めてしまうと,結局それを修正するために余計な「時間」や「労力」を費やすようになるんです…。
これは何も「計算」だけに限らず,「漢字の書き取り」や「英語の並び替え」…など,あらゆる場面で私は感じます。
例えば,「漢字」の学習。
全員がそうとは言いませんが「漢字が苦手な方=書き順がめちゃくちゃ」というのは結構な高確率でそうだと思います。
逆にスムーズに書けるお子さんというのは「書き順がめちゃくちゃ」というのは稀で,基本的には「正しい書き順」で書いているものです。
正直,今,学習している計算は,符号のつけ方のルールさえ分かれば,小学生の低学年のお子さんでもできる簡単なものだと思います。
だからこそ,こういう問題のうちに「正しい手順」で何度も何度も繰り返し練習し,その流れを身体に染み込ませることが私はとても大事だと考えています。
「最初に丁寧に解いていた人が,徐々に計算を省力すること」は簡単ですが,「最初に手抜き・我流で解いていた人が,しっかりと計算過程を書くこと」は難しいと私は思いますし,学年が上がれば上がるほど「解答に計算過程を記す」という場面が多くなります。
※ 例えば,高校の数学のテストは基本的に「計算過程が記されていなければ不正解」です。
そういう背景をきちんと説明し,生徒さんには「今,しっかり定着させておけば,必ず中学校に入学した後に,やってて良かったって思うから。俺を信じなさい!!」と話をさせてもらいました。
もし,「瞬間的な結果」にだけこだわる方ならば「正しいフォーム」なんて気にせず,その場その場を乗り切ればいいかもしれません。
でも,「本物の力」をつけたい(つけさせたい)とお考えであれば,まずは「正しいフォームで解くこと」を強く意識しほしいと思います。
結局はそれが「力をつけるうえでの近道」になると私は思います。
それでは、また~。<(_ _)>