おはようございます。小菅です。<(_ _)>
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昨日,小学生のお子さんたちは毎月1回実施している「全国版 学力テスト」の受験日でした。

小学生のみんな,受験お疲れ様でした。<(_ _)>
こちらのテストは,主に下記のような目的で実施をしています。
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1) 時間の経過とともに記憶が薄れてしまう「過去の学習の定期的かつ継続的な振り返り」を行う。
2) 学校の「単元テスト」のような狭い出題範囲のテストではなく,「過去から現在に至るまでの総合的なテスト」に小学生の段階から少しずつ慣れてもらう。
3) 深く,じっくり考えるような「応用問題」に定期的かつ継続的に触れる機会をつくる。
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今まで何度も受験してきた生徒さんは,この出題形式に既に慣れていますが,昨日初めて受験された生徒さんはテストが終わるなり,ボソッとこんな言葉を漏らしていました…。
「難しい…。」
でも,これが「普通の感想」なんです。このテストを初めて受験すると,ほとんどの方はこうなります。
だけど,将来的にはこれを「普通」って思えるように慣れていくことはとても大事なんです…。
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というのも,みんなが将来受験する「高校入試」や「大学入試」などのテストは,こちらのタイプと同じテストだからです。
「高校入試」や「大学入試」のテストは,「今まで習ったこと全部」が出題範囲。
「学校の単元テスト」のように,出題内容が1つで,予め分かっているなんてことはありません。
「基礎から応用」まで,しかも「広範囲」から出題がされるわけです。
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私はこれをよく「野球の打撃」に例えて表現します。
生徒さんが学校で受ける「単元テスト」は「バッティングセンターで打撃をする」ようなもの。
こちらは球種や速度,コースなど予め知らされていますから,よほどの初心者の方でなければ打ち返すのはさほど難しくはありませんよね。
これと同じで「単元テスト」は「分数のかけ算」とか「拡大図と縮図」とか,テストの内容が予め分かっていますし,1つの単元しか出題がありませんから,きちんと事前に練習をしていれば点数は取れるものです。
それに対して,うちの教室で受ける「学力テスト」は「公式戦で本物のピッチャーと対戦する」ようなもの。
球種や速度,コースも分かりませんし,相手ピッチャーも「打たせてなるものか!!」という気持ちで投げてきますから,これを打ち返すためにはこちらもそれなりの技術を持ち合わせていないとなりませんよね?
そのためには,テスト直前に「一時的・瞬間的な努力」をしただけでは対応できないのはお分かりいただけると思います。
日頃から「継続的に努力」を重ね,少しずつ対応できる力を備えていくことが必要なんです。
これを中学校に入ってから行うのは結構大変ですよ…。
中学生になると毎日「宿題」や「自主学習」,「部活の練習」もありますし,「定期テスト」なども入ってきますからね。
「時間が足りない…。」って感じになるんです。
ですから,中学生に比べるとゆっくり時間を掛けて取り組める小学生のうちにこういうタイプのテストに慣れておくことはとても重要だと私は考えています。
今,うちの生徒さんで結果を出しているお子さんたちは,やはり小学生のうちからこのテストを受験し,しっかり対策をとってきた方たちです。
今週1週間は,「テストの解説&解き直し」の1週間です。頑張って行きましょう!!(*^_^*)
それでは,また~。<(_ _)>