おはようございます。小菅です。<(_ _)>
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昨日も中学3年生の女子陣は教室オープンとともに教室入りし、黙々と学習に励んでいました。

学校で購入した「入試対策用の教材」を進めたり、定期テストに向けて「学校ワーク」を進めたり…。
学習中、私語もいっさいなし。
隣の部屋で面談をさせていただいた小学生のお母さんも「凄いですね…。」とビックリされていました。
ここのところ、より一段と「受験生」として気持ちが引き締まり、良い顔つきになってきたなぁと感じています。
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そんな中、学校ワークで「二次関数」の学習を進めていたHちゃんの解答の様子がちょっと気になり声を掛けました。

私:「Hちゃん。そこは真面目に計算し過ぎるとかえって良くないよ。」
私がこう声を掛けると、Hちゃんは「えっ?どういこと?」とキョトンとした表情で私を見つめ返しました。
ちなみに彼女がしていた計算はこんな感じでした。

数学が苦手で、あまり無理をさせない方が良い生徒さんの場合ならこの方法で解いていてもスルーなんですが、この生徒さんは数学は決して苦手ではありませんし、目指している高校もそれなりの高校ですので、これではいかんなぁ~と。
私:「これは45と125を掛ける前にちょっとひと工夫してあげるといいよ!!」
そう言って私が彼女に示したのはこんな計算方法でした。

この計算過程は先に示した計算過程より一見長く見えますが、慣れてくると頭の中でパッと暗算で処理できるレベルです。
(先に示した5625の素因数分解を暗算でするよりは個人的には楽に感じるのですが、どうですか?)
この方法を示すと、彼女は「そっか!!」といった表情で私の説明に聞き入っていました。
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私が思うに、数学が得意になる人というのは頭の中で常に「もっと簡単に、楽にできないかな~。」「もっとこの計算式、スッキリさせられないかな~。」…などということを考えているように思います。
もっと分かり易く言えば「こんな計算、いちいち面倒くせぇなぁ~。もっとスパッと楽にできないのかなぁ~。」と考えて、計算を工夫しているように思います。
楽したいからこそ、懸命に考え、行動をしているって感じですよね。
どちらの方法で解こうが、テストの答案上では「同じ正解」かも知れません。
でも、入試をはじめ、各種テストは「制限時間内に正解を導くこと」を要求されています。
しかも、問題は1問ではなく、何十問と出題されるわけですから、こういう「パワーの省エネ・時短テクニック」を使いこなせるかどうかは大きな差になると私は思っています。
こいうったことはなかなか「学校の授業」や「家庭学習」ではゆっくりと行うことが難しいかも知れませんよね。
私としては、塾の授業ではこういった技術をどんどんお伝えし、「数学は面白い!!」ってことを生徒さんに感じて欲しいと思っています。
これからもどんどんいろんな「技」をお伝えしていきますよ~。ぜひ、ご期待を!!(*^_^*)
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本当は今日も「教室開放」の実施予定日でしたが、急遽本日だけはお休みさせていただきました。すみません…。<(_ _)>
明日・明後日は祝日ですが「教室開放」は実施します。ぜひ、どうぞ!!
それでは、また~。<(_ _)>