おはようございます。小菅です。
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人間ですから、つい忘れてしまうということはあると思うのですが…。
昨日の夕方。小学生のお子さんとの授業スタート時のことです。
生徒さん:「先生~。テキスト忘れちゃったぁ~。」
「忘れ物」をしたということに対して反省をしていない、何とも軽い感じの口調。
この生徒さん。今までにもテキストだけでなく、鉛筆や消しゴムなどの「忘れ物」をすることが何度か見られていました。
ひと昔前の自分だったらいきなり喝を入れるところですが、年齢を重ね、だいぶ穏やかになりました。(笑)
私はそのお子さんに穏やかな口調で話し始めました。
私:「(名前)。まず、1回考えてみようか…。何でテキスト忘れちゃったんだろう…?
その原因を自分でもう1回考えてみないと、また同じことを繰り返してしまうぞ!!」
私が質問すると、さっきまでのと表情が一変。真剣な面持ちで考え始めました。
私:「いいかい?”忘れ物をする”ってことについて少し考えてみようか。
例えば、(君の好きな)バーベキューをしに行くことを考えようよ。
もし、肉とか炭とか忘れてったら、どうする?
やりたいことができなくなってしまうでしょ。楽しめなくなっちゃうよね。
友だちに貸してた大事なゲーム。
今日、返してもらう約束だったのに”忘れちゃった”って言われたら、どんな気持ちになる?
塾の授業でもそれは同じなんだよ。
忘れても先生がコピーしてくれるから大丈夫だろうって思っていないかい?
鉛筆や消しゴムだって、先生や周りの友だちに借りればいいやって思っていないかい?
先生個人の考えだけどね、そういう気構えで取り組んでいても上達はしないと思うんだよ。」
するとお子さんはポロっと涙を流し始めてしまいました。(泣かすつもりはなかったし、穏やかに話したつもりだったんですけど…。やっぱ怖いのか、自分は…。)
でも、相手に良くなってもらうために、私はもう少しだけ話を続けました。
私:「(名前)、昨日のうちに塾に行く準備をしなかったでしょ?
学校の先生やお母さんもこう言わないかい?
”明日の用意は前の日のうちにしなさい”って。
昨日のうちにそれをやっておけば、今日のミスは防げたんじゃないのかな?
先生もノーミスじゃないし、忘れてしまうってこともあるよ。
でも、できるだけそれを減らす・無くせるように、心掛けないとな。」
私の話を聞いて、本人なりに気づきを得て、反省してくれたようです。
普段、元気いっぱいのお子さんですが、ちょっとシュンとしていました。
※ でも、切り替えの早いのが、この子のまた良いところ。
10分後にはいつもと同じ元気いっぱい、歌を歌いながら授業していました。(*^_^*)
学習の知識や技術を伝えることも大事ですが、学習に向き合う「気構え」もしっかり伝えていかなきゃなと思っています。
そのために、私自身が生徒さんにきちんと話ができるような人間にならないとですね…。
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さあ、今日も1日頑張りましょう!!(*^_^*)
それでは、また。<m(__)m>