おはようございます。小菅です。
先日、塾生さんのお母さまからこんなお電話をいただきました。
お母さま:「国語の読解力が低いようで…。家ではどんなことをさせたらいいんでしょうか…?」
その後、いろいろとお話を聞き、「本人さんを交えて学習方法のアドバイスのために面談をしましょう!!」とお話をし、電話を切りました。
そして、昨日の授業終了後に三者面談を実施。
いろいろと学習方法はあると思いますが、私がこの生徒さんに提示したのは下記の3点だけです。
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◆ 毎週、自分が渡す課題の本文について、下記のことを実施しするように!!
1)「音読」をすること。
2)「意味調べ」をすること。
3)「問題演習」をすること。(上記2項目をしたうえで、余裕があればでOK)
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実はこの生徒さん。国語は「大の苦手」です。
昨日の面談でも本人さんから出てきたコメントは「自宅では国語の勉強はしていない。」「何をしていいのか分からない。」というものでした。
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私から見て、「国語が苦手」なお子さんには、下記のような共通点がある場合が多いのです。
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1) 文章をスラスラと読めない。言葉の区切り・イントネーション…などに違和感あり。
2) 読めない漢字が多い。あるいは読めても言葉の意味が分からない。
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「接続詞」やら、「指示語」やら…という話の前の段階でつまずいてしまっている場合が少なくないのです。
ですので、まずは「国語が苦手」で、かつ「自宅での学習時間がゼロ」という方がまず最初に取り組むべきは「音読」と「意味調べ」だと私は思っています。
基本的に、スラスラと読めないものがスッと頭の中に入って行くというのはまず考えにくいからです。
そして、たとえ読めたとしても、その言葉の意味が分からないのでは筆者が何を伝えたいのかなんて分かるはずがないですよね。
さらに、中学生になるとほとんどのお子さんは「音読」なんてしなくなっていると思うんですよね。
ですので、「問題演習を闇雲に行う」のではなく、まずは「毎日、国語の学習を習慣化すること」と「基礎・基本の徹底」にしばらくは終始しようということをお話させていただきました。
このお子さんは確かに学習は「苦手」の方ですが、こちらのアドバイスを素直に聞いて、実行してみようと思っていただける方。
その持ち前の素直さもあり、約1年ほど前に入塾をされた生徒さんですが結果も少しずつ上がってきています。
昨日の面談後も「やるべきこと」がはっきりしたこともあって、笑顔で教室を後にされました。(´▽`) ホッ
焦らず、ゆっくり、じっくり、腰を据えて取り組んで行きましょね!!
「継続は力なり」ですぞ!!(*^_^*)
さあ、今日も1日、張り切って行きましょう!!
それでは、また。<m(__)m>
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<追伸>
音読するのはなにも「新しい題材」を選ばなくてもいいんですよ。
身近にあるものであれば「理科」や「社会」の教科書を音読するのも良い方法だと思います。各教科の学習にもなるので。