おはようございます。
郡山市富久山町の「心楽塾」
アイシースクール富久山教室_小菅です。
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定期テストまで「1週間」を切り、今週は各学年「テスト過去問」や「単元テスト」などを使っての最終調整段階に入りました。
指導に夢中になっているあまり、うっかり写真を撮り忘れるという痛恨のミス…。
ということで、申し訳ありませんが、本日は文章のみです。<m(__)m>
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私は昨晩、中学3年生のクラスの担当。
私:「どれ、今日から”過去問”をやってみようと思います。今日は”数学”と”英語”ね。」
さすが中3ですね…。中1・中2のように「えぇ~!!」などの声はあげませんでしたね。
ただ「過去問」と聞いて、スッと背筋が伸びたようには感じましたが。
私:「じゃあ、実際に時間を計ってやってみよう。はい、じゃあ、始めてみて。」
私の掛け声とともに演習スタート。私はお子さんたちの様子を見て回りました。
私:「(声には出さなけれど)うん、うん。よくできてるねぇ~。いいぞ、いいぞ~。
「あれ? 共通因数が完全にくくり出し切れてないぞぉ~。早く気づいてぇ~。」…などなど。
「ワーク」や「プリント」ではスラスラっとできていても、いざ「本物のテスト」になるとミスしてしまうんですから本当に不思議ですよね…。
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そう、そう。以前、小学生のお子さんのお母さまからこんなお話をいただきました。
「”学力テスト”って聞くと”緊張”しちゃうみたいで…。家に帰って見直しすると”あぁ、これ分かってたのに…。”っていうんですよね…。」
これは何も「テスト」に限らず、「スポーツ」や「音楽」でもあるあるのお話だと思うんです。
私自身も高校生のとき、練習ではうまくいくのに試合でそれがうまくできないような場面がありました。
そして、そんなときは決まってこんな注意をされたもんでした。
「練習のときに”本番の意識”で取り組んでいないからだ!!」
まぁ、確かにそれも理由の1つだとは思います。確かにそういう輩もいるのは事実。
でも、自分が「指導させていただく立場」になってみて感じることなんですが、こういうタイプの生徒さんってみんながみんな「意識の低い人」ではないってことなんですよ。
むしろ、性格的には「まじめ過ぎる」ぐらいの方も多く、自分の成功イメージが「かなり高い状態(完璧に近い状態)」になってしまっていて力が出せなくなっているような場合も少なくなってことなんですよ。
あるいは「周囲の期待に応えなきゃいけない…。」とか「失敗して怒られたくない」って気持ちが強くなり過ぎて、追い込まれてしまっているような方ですね。(ちなみに、当時の自分はこちらのタイプだったと思います。)
ですので、私はそういうお子さんにはこんな声掛けをするようにしています。
「本番でミスはつきもの。だから、それを前提に取り組む心の余裕を持とう。」
「大事なのはミスをした後の処理の方。同じミスを次に繰り返さないために今何をするのかを考え、行動することの方が大事だよ。」
「それと合わせて、自分が練習してきて”出来たところ”を自分で褒めてあげることも必要だよ。」
ただ、こういう「まじめ」な生徒さんって本当に”ストイック”なのでこういうことをお伝えしてもなかなか自分自身ではそう思えないんですよ、やっぱり…。
だから、私たち大人が「ミスを許せる」「出来た部分を褒める」ための「心の余裕」が本当に必要だし、それをしっかり「声」に出してお子さんに伝えてあげることが必要だなって思うわけです。
大人以上にお子さんは繊細ですのでね…。
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ぜひ、お子さんたちも親御さんもそして私たちも「心の余裕」を持って取り組んで行きましょうね!!(*^_^*)
それでは、また。<m(__)m>