おはようございます。<m(__)m>
郡山市富久山町の「心楽塾」
アイシースクール富久山教室の小菅です。
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昨日の授業でのこと。
Sくんが私のそばにやってきて、静かな声でひと言。
Sくん:「先生。これ、僕が育てたんです。少しですけど、どうぞ。」
そういって彼が私に手渡してくれたビニール袋の中に入っていたのは…。

なんと、なんと、葉っぱまで生き生きとした立派なニンジンでした。(*^_^*)
私:「これ、学校で育てたの?」
Sくん:「いえ、小さいんですけど家に畑があって…。そこで育てました。」
聞けばSくんのお家の畑では、さつまいもやジャガイモなど、他にもいろいろと育てているそうな。
私:「本当にいいの、先生もらってしまって…。」
Sくん:「いいんです。どうぞ。」
帰りのお迎えにいらしたお母さまに御礼を申し上げると「Sが先生に持っていくって言うもんで…。ホントに少しですいません…。」と申し訳なさそうにお話してくださいました。
いいえ、とんでもない。ありがたくお家でいただきます。ありがとうございました。<m(__)m>
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Sくんと私の様子を見ていた他の小学生は「先生、それ、何?」と興味津々。
私:「Sくんが育てたニンジンをもらったの。」
すると、1人の子が「えっ?何でニンジンに葉っぱ付いてんの?」と不思議そう。
そっか…。お店で売られている状態でしか見たことがないから「本当の姿」が分からないんだ…。
私:「ニンジンって本当はこんな風に葉っぱがあるんだよ。お店に並べるときには切られてなくなってしまってるんだね。」
すると「そうなんだ…。知らなかった。」とビックリした様子。
以前、他の小学生と「アスパラ」や「きのこ」の話になったときに、どこでどういう風に育つのかまったく分からないっていうので、その場ですぐネット検索して見せたことがあります。
そうそう、「グレープフルーツ」や「パイナップル」、「キウイフルーツ」の名前の由来について話をしたときも「知らなかったぁ~。」と楽しそうに聞いてくれてたなぁ…。
私が小学生の頃は学校で「畑」や「水田(これは借りていたのかな)」を持っていたので、いろんなものを育ててました。
だから、いろんな作物についてどんな風にできるのかを見る機会が結構あったと思います。
でも今はお父さん・お母さんのご実家で「農業」に携わってでもいないと、なかなかそれを目にしたり、体験するが無くなってしまったのかも知れないですよね。
うちの息子も娘も家内の実家が農家なので見る機会をいただいていますけど、それがなかったらまったく分からなかったと思うんですよね…。
「教科」として教科書からいろいろと学ぶことも大事ですけど、実際に現場に行って自分の目で実際に見てみたり、自分で作業を体験をして学ぶというのは、とても大事なことだと感じます。
そういう観点で以前からアイシーの遠足では「普段なかなかできない経験をさせよう!!」ってテーマで企画を考えてきましたよねぇ~。「ソバ打ちをさせる」「竹細工を作らせる」「川遊びさせる」…などなど。
今年の遠足は「野外炊飯」がメインテーマ。
薪から火起こししたり、飯ごうでご飯を炊いたりといろいろと体験していただけるように段取りを進めていますよ。(*^_^*)
ぜひ、楽しみに待っていてくださいね!! それでは、また。