おはようございます。<m(__)m>
郡山市富久山町の「心楽塾」
アイシースクール富久山教室_小菅です。
今、小学3年生のお子さんたちは、学校よりちょっと先に進んで「わり算」の学習をしています。
今週は、お子さん自身が「与えられた数式になるような問題文を書く」という問題を取り扱いました。
例えば、こんな感じです。
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【問題】 クッキーが20枚あります。「20÷4」となるような問題を書いてみましょう。
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普段、お子さんたちは「与えられた問題を解く」という、どちらかと言えば「受け身」の立場。
上記のような問題は、その「受け身的立場」を「能動的な立場」に「逆転」させますし、何よりも「頭を悩ませる」タイプの問題ですので、小さいうちにどんどん取り組ませていきたい問題です。
しかし、いきなりスラスラを書けるお子さんは少なく、たいていのお子さんは最初はこんな感じです。
生徒さん:「う~ん。どう書いたらいいの?」
そこで私はこんなアドバイスをひと言。
私:「いきなり真っ白な状態から書くのは大変だよ。
だから、今までに解いたことのある文章問題の文をヒントにして書いてみようよ。
例えば、前のページで解いた問題の『鉛筆』の部分を『クッキー』に変えてみる。
そして、合わせて『分ける人数』も変えれば完成でしょ!!」
するとお子さんたちは「そっか、そっか!!」と納得の表情。(*^_^*)
これは、『作文』や『感想文』を書くときをはじめ、いろいろな場面でも必要なこと。
そのまんま全部丸々「パクる」のは問題ですけど、「基本的な型」を「パクる」のはOK!!
そうやってまずは「書くこと」に慣れながら、少しずつ内容にアレンジを加えていくのが「上達のコツ」です。
こんな感じで何問か問題演習をしていくと、だいぶお子さんたちも慣れてきた様子。
徐々に何も見ずに自分で問題文を書けるようになってきたのですが…。
私:「だいぶ書けるようになったけど、ここは注意しないといけないところだね!!」
そういって私はお子さんたちにこんな説明をさせていただきました。
ちなみにお子さんたちが書いた問題文はこんな感じでした。
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【お子さんたちの例】鉛筆が10本ありました。これを5人で分けると、1人何本になりますか?
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一見、何も問題が無いように見える解答ですが「等しく」という言葉が抜けてしまっているんですね。
正しくは、こんな感じで解答を書いていただけると文句なしです。
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【解答例】鉛筆が10本ありました。これを5人で等しく分けると、1人何本になりますか?
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私:「『等しく』って言葉がないと、こういうケースも生まれちゃうよ。
例えば、先生が5本もらって、残りを他の4人で分けるなんて場合だね。
本当に細かいところかも知れないけれど、ここが結構大事な部分ではあるよね!!」
こういう「細かい部分」をきちんと伝えてあげることも私たちの大切な仕事。
解答に対する「慎重さ」を今のうちからしっかり伝えてあげたいと思っています。(*^_^*)
さあ、今日も張り切って行きましょう!! それでは、また!!