【いくら「方法」を聞いたところで、自分で実際に「やってみる」ことをしないとね…。】
おはようございます。
お子さんの心を育て、お子さんに学ぶ楽しさを伝える郡山市富久山町の「心楽塾」
アイシースクール富久山教室_小菅です。
「う~ん、どうにかして単語を覚えさせないとなぁ…。何か良い方法はないだろうか…。」
うちの生徒さんたち、特に中学1年生・2年生の方は「英語」が苦手な方が多い…。
英語はいくら「文法」を理解したとしても、「単語」が正しく書けないんじゃ正解にならない…。
この冬休み中にもう1度、がっちり英語は復習させておきたいんだよなぁ…。
かと言って、「根性論」で何十回、何百回、……って書かせるだけじゃ芸がないし…。
もっときちんとした理論に基づいた方法は何かないもんかねぇ…。
そんなわけで、来週からの「冬期講習会」に向けて、
「単語を覚えさせる何か良い方法はないか?」と文献を読み漁っていると興味深い内奥を発見!!
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「脳は入力よりも出力を重視する」
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詳しく読んでいくと、こんな内容が書かれていました。
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【実験】スワヒリ語の単語40個をいかに覚えて満点を取るかという実験
(1) まず40個の単語をひと通り学習する。
(2) 下記の4つのグループに分かれて、覚える方法を変える。
① 満点が取れなかったら、再度40問全部を見直して、再び40問のテストをする。
② 満点が取れなかったら、間違えた単語だけ見直して、再び40問のテストをする。
③ 満点が取れなかったら、再度40問全部を見直して、間違えた単語だけ再びテストをする。
④ 満点が取れなかったら、間違えた単語だけ見直して、間違えた単語だけ再びテストをする。
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さて、この4つのグループのうち、覚えるのが最もはやかったグループはというと…?
実はグループ間の差はなく、覚えるまでの繰り返し数はどのグループも同じだったそうです。
しかし、ここからがポイント。1週間後に同じテストを再び実施するとどうなったか…。
グループ①、②は約80点、グループ③、④は約35点という結果になったんだそうです!!
前者は毎回テストを「全40問」し、後者は毎回「間違えた単語だけ」で学習していたことを踏まえると、
脳にとって情報の「入力」と「出力」はどちらも大切ではあるのですが、
あえてどちらをより重要視するかというと、脳は「出力依存型」だというのです。
「そうか…。自分が昔からやっていた方法もうち教室の学習は脳の仕組み的にも間違ってなかったんだ…。」
自分は学生のときから「ノートのまとめ直し」という作業をほとんどしたことがありません。
どちらかというと、ノートはさらっとまとめたら、徹底的に問題を解きまくるタイプの学習でした。
それは、現在のうちの教室での指導にも繋がっておりまして、
うちの教室では私たち講師陣の説明はポイントを抑え、できるだけ短時間で終わらせています。
そして、残りの時間を「個人演習」の時間に思い切り費やしているんですが、
これは間違っていなかったんだなぁと再確認できました。
今回の冬休み中の「確認テスト」の仕方もはっきりと方向が見えてきたな…。
よし。お子さんたちにがっちり学習してもらえるよう、さらに準備を進めます。
冬休み中の学習が充実したものになるよう、お互い頑張りましょうね!! それでは、また!!