
【うちの国語のテキストに掲載されているこの作品。改めて良いと思います…。】
おはようございます。
お子さんの心を育て、お子さんに学ぶ楽しさを伝える
郡山市富久山町の「心楽塾」
アイシースクール富久山教室_小菅です。
昨日の小学生の国語の授業にて。
お子さんと一緒に久し振りに読んだ題材にはこんなことが書かれていました。
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「地下で頑張っている足腰の方が大きいだろう。それなのに絵描きは、いつも上半分しか描かない。もし君が見たままを再現する絵描きになりたいのなら、一度根まできちんと細密画でやってみな。それはそれで目が新しくなる。そうやって自分のスタイルってものを探す旅に出るんだよ。」
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これは、明川哲也さん(ドリアン助川さん)が書いた「大幸運食堂」という短篇集の中にある
「台風のあとで」という作品の一部。
テキストに掲載されているのはその作品の中でも一部だけなんですが、
初めてこの題材を読んだとき、心にグッと来たことを覚えています…。
テキストには載っていないんですが、この作品の中にはこんなことも書かれています。
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「見えないものを描かなきゃ。」
「魚は普通、真横か斜め上からしか描かないだろう。人間が普段そうやって見ているからだ。でも、川底に目があればこんな風に見える。角度を変えるのもひとつの工夫なんだよ。」
「絵の具だからって、他のものをまぜちゃいけないなんて考えたらだめだぞ。(中略) 方法は自分で開拓していけばいい。」
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絵描きさんのことを話しているようだけど、
これ、「ヒトの生き方」も同じじゃないかって思ったんですよね…。
知識とかスキル、数字や結果っていう「目に見えるもの」を追うことも必要だけど、
そればっかり追いかけてもダメなんだぞって…。
「目に見えないもの」つまり「心」や「人間性」の部分をしっかり見つめて
その部分をしっかり根付かせなければ、「目に見えるもの」は成長しないんだぞって…。
そして、「心」や「人間性」を豊かにすることで、幅広い物の見方、考え方ができるようにならないと
「本物にはなれない」ぞって…。
昨日自宅に帰って久し振りに読み返してみたんですが、
始めて読んだときとはまた違った感覚で読めたし、再発見があったし、とっても良かった…。
「心の成長」を大事にしながら、これからもお子さんと共に取り組んで行こうと思っています。
今日も気合い充分。お子さんと共に頑張ります!! それでは、また!!