【当てずっぽう・行き当たりばったりじゃ、本当の力はつかない…。私はそう考えます。】
おはようございます。
勉強が苦手なお子さんが「笑顔」になる。郡山市富久山町の「心楽塾」
アイシースクール富久山教室_小菅です。
先週末、金曜日の小学生のお子さんとの授業にて。
「学力テストの解き直し」でいろいろと文章問題を取り組んでいたときのこと。
そのお子さんは次々と式を立ててくれているのですが、
どうも私の目には「出てきた数字を使って、たす・ひく・かける・わるを手当たり次第にやる。」
という風にしか見えませんでした。
そこで、私はそのお子さんにこんな質問をしました。
私:「この式、何の量を求めようとして立てた計算式かな?」
お子さん:「………」
私:「体積を求めようとか、底面積を求めようとか、何か自分なりに考えがあって立てた式なんじゃないの?」
お子さん:「………」
私:「別に攻め立ててるんじゃなくて、どんな考えをしたのかを先生に教えて欲しかったんだよね。」
お子さんがすっかり黙り込んでしまったので、諭すように次のことをお話しました。
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式を立てるときには、必ず「自分なりの考え・根拠」を持って立てる。
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それが「正しい」か「正しくないか」は別として、
「図1の立体の体積を求めるための計算です。」とか
「こっちの立体の高さを出そうとしました。」など、
「自分はこの数量を求めようとしてこの式を立てました。」ということがきちんと話せて欲しいんです。
「考え」や「根拠」がないまま適当に計算をして当たったとしても、そのこと自体には全く意味がありません。
むしろ、練習の段階では「答え」は外れているけれど、「考え」自体は間違っていないという方が良いわけです。
また、具体的に「考え」や「根拠」を示してもらえれば、
「そのためには、まずこの立体の底面積を求める計算が先に必要だね。」とか、
「縦×横×高さ=体積だから、今、分かっている数値を公式に当てはめればいいね。」とか、
私たちも具体的なアドバイスを送ってあげることができます。
これは、勉強に限らず、部活でも普段の生活でも同じことが言えます。
「なぜ、自分は今、この行動をするのか…?その考え・根拠は何なのか…?」
そんなことを意識しながらお互い取り組んで行きましょうね!! それでは、また!!