【受験生がこれから受けるたくさんのテスト。
「テスト」は単なる成績評価の道具ではありませんよ…。】
おはようございます。
アイシースクール富久山教室_小菅です。
昨日、行健中の3年生は「実力テスト」の実施日でした。
授業にいらした生徒さんに「どうだった?」と聞くと、
「悪くはないと思います。」という方もいれば、
「えっ、わたし全然分かんなかった…。特に英語と社会が難しくて…。」という方も…。
ここ最近の記事でも結構な頻度でお話をしておりますが、
テストというのは「受けた後の方がとっても大事」なんですよね。
多くのお子さんは、テスト当日、「これはできた」「これはできなかった」と
簡単に確認はするものの、その間違いを追求することを忘れてしまいます。
そして、答案が帰ってきたときでも「点数のみ」を見て、はい終わりという方もいますよね?
私が今まで出会ってきたお子さんで、着実に成績を上げていく方というのは、
テストが終った後、こんな動きをしている子が多かったように思います。
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1) 数学や理科の計算で間違えた箇所は、その日のうちに「解き直し」をしていた。
分からない場合は、すぐに質問をしにきて、「解き方」を聞いて、それを再現していた。
2) 理科や社会などの用語、漢字の間違えはすぐに「教科書などで調べる」ようにしていた。
そして、それらを即「プリントの裏」「余白」などに複数回書いて覚えていた。
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これから中学3年生は、毎月、何らかの「テスト」を受験するようになります。
塾に通われているお子さんであれば「学校の実力テスト」「塾の新教研テスト」を受験し、
月によってはそこに「定期テスト」が重なる場合もあります。
本当に数多くのテストを受験するので、のんびりしている暇などないんですね…。
でも「テスト」って言うのは、
「点数」や「順位」でお子さんを評価するだけのものではないんですよね。
私はこれらの「テスト」について、よく「運動部の練習試合」に例えてお話をします。
普段の授業はあくまでも部活で言う「練習」です。
いくら「本番を意識して!!」と言っても、
100%試合の緊張感を持って取り組める人は本当に少ないと思うんですね。
だから、練習で「できた」つもりでいたけど、当日はできなかったとなったり、
思ったよりも解くのに時間がかかって、間に合わなかったりなんてこともあるかと思うんです。
そういったことのチェックはやはり「実戦」を通して確認するのがいちばんだと私は思うんです。
数多くの「テスト」を通して、
普段の授業で学習したことがちゃんと実戦でも使える知識になっているのか?
制限時間を守って全問見渡すことができるか?…など、
知識だけに限らず、いろいろな面をチェックをし、入試に向けて備えていくことが大切なんですね。
テストを受ければ、必ず何らかの「反省点」がでてきますので、
それを「入試」まで何度何度修正を重ね、力を蓄えていく必要があると私は考えています。
昨日のテスト、まだ「解き直し」をしていないお子さんは、
ぜひ、速やかに行うことをお勧めします。
ヒトは1日で学習したことの「約74%」を忘れてしまうので…。
それでは、また明日。