【何が正しく、何が間違っているかは分かりませんが、
とりあえず私はこんな風に思うのです。
おはようございます。
アイシースクール富久山教室_小菅です。
昨日、小学6年生のMちゃんのお母さまと
「漢字の覚え方」についてお話をする機会がありました。
Mちゃんのお母さまによると、
・「前の担任の先生は、『その漢字だけ』練習をさせる先生だった。」
・「今の担任の先生は、スキルに乗っている『文章ごと』書かせる先生」
・「どちらの方が良いのでしょうね…?」
Mちゃんのお母さまに限らず
「漢字が覚えられなくて…。」というお悩み相談、結構な頻度であります。
この件に関しては、ネットや書籍などでも、いろいろな方法が述べられておりますので
「どれが正しい」「どれが間違っている」という判断は私はできません。
でも、長年お子さんの指導をしてきまして、
「私だったら」ということで、「漢字の覚え方」について今日と明日、お書きしてみます。
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<漢字の覚え方についての「3つのポイント」
・気構え:「覚える気」「興味・関心」をもって、学習しているのか?
・意 味:「言葉の意味」を理解して学習しているのか?
・ 量 :「どれだけの回数」「どれだけの頻度」で学習をしているのか?
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まずは、当たり前のことですが、「覚える気」をもって、学習しているのかどうか?
漢字に限らず、何事もそうですが、
「意識して取り組んでいる方」と「何も考えずにただやっている方」では大きな差がありますよね。
漢字を覚えられないお子さんの多くは、この意識が低いor意識していないだと思うんです。
ただ、「見たまま、丸写し」だと思うんですね。
これは「2つの目のポイント」の「意味」とも連動するのですが、
この言葉がどんなときに使われる言葉で、どんな意味のある言葉なのか。
この漢字を使った他の言葉にはどんなものがあるのか、実際の文章ではどう使うのか…。
そういったことを「想像」したり、「関連付け」したりすることで、
私は「漢字」や「言葉」は「本物の知識」として定着していくと思います。
「意味が伴わないもの」は単なる記号と同じ。
「意味ないものを覚える」のは、とても難しい作業です。
一見遠回りのようにですが、私は必ず「漢字」を学習するときには、
「国語辞書」を使って、その言葉の「意味」と「例文」を一緒に確認することをお勧めしています。
また、その漢字「1文字」だけであれば、
「漢字辞書」を使って、その漢字の「成り立ち」や「意味」も確認すると、
さらに知識が深まっていくと思います。
かと言って、お子さんに「自分で調べてごらん」と言っても、
「漢字の嫌いなお子さん」が自ら進んでやるのは、結構厳しい…。
できれば、最初のうちはお母さまが協力して、一緒に学ぶのがベストではないでしょうか?
「手間隙がかかる」とは思いますが、それがやっぱり大事なのですね。
明日は、残りのもう1つ「量」について、お話をしてみます。
それでは、また明日。