【「さすが…!!」と私をうならせた中1のとった行動とは…?】
おはようございます。
富久山教室_小菅です。
中学生のとき、野球部の顧問K先生が
練習中にこんな注意をしたことを20年以上経った今でもはっきりと覚えています。
「さっき、あいつにもそれ言っただろ!!
ヒトのことだと思って聞いてっから同じミスするんだよ!!」
今日お伝えしたいのは、このことです。
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ヒトがされている話を「自分のこと」として聞くことができるか。
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昨日は木曜日で、中学1年生は「入試対策演習」の日。
授業は「個別演習」が中心になり、ガンガン問題を解かせる日です。
定期テストが終わっている行健中のお子さんたちは
3月10日(火)の「実力テスト」に向けて、対策問題を演習していました。
そんな中、定期テストがまだ終わっていない富田中Eちゃんだけは、
明日の定期テストに向け、数学のプリントを演習をしていました。
今回のテスト範囲は、平面図形&空間図形。
Eちゃんは慣れた手つきで「作図」の問題をこなしていきます。
しかし、「円錐の側面積・中心角を求める問題」で手が止まりました…。
私はこういう場面に出会った場合、すぐに教えることはしません。
そのお子さんが自力で思い出すのか、過去のノートを見直すのか…など
そのお子さんの動きを確認してから、適切に指導をするようにしています。
Eちゃんはとても頑張り屋さんで、頭の回転も速いお子さんですが、
様子を見ていると、その問題の解き方はすっかり忘れてしまっている様子…。
「Eちゃん、それ教科書には載ってないから
付箋紙に書いて、教科書に貼っといてって”必殺技の公式”教えたじゃ~ん。」
私はこう声をかけて、ホワイトボードに円錐の展開図とその公式を書き始めました。
「あ~、それやりましたよね~!!」とEちゃんは照れ笑いをしながら、メモを取り始めました。
すると、行健中のメンバーたちが私をうならせた行動に出たのです。それは…
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私が書き始めた途端、すかさずメモを取りはじめた。
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付箋紙にメモして、早速筆箱にはったKくん、
演習プリントの余白にメモして「後で復習!!」と囲んだSちゃん、
女の子らしいかわいいメモ帳にメモしていたYちゃんにNちゃん などなど
みんなそれぞれの方法で、私が言う前に「記録」を残していたんですね…。
その姿を見て、私は改めてこう思いました。
「さすが…。だから、この子たちは伸びているんだ…。」
「感じる力」そして「行動力」がすごいですよね…。感心しました。
「本気で成績を伸ばしたい!!」と思っているから、
私が話している「大切な内容」に対するセンサーが鋭いんだと思います…。
仕事でも勉強でもスポーツでも「伸びる人」って、貪欲だし、情報に対するセンサーが鋭いですよね。
自分が伸びるためにプラスになることは、どんどん吸収しようとしますし、
同じことを聞いても、そこから感じ取るものが全然違うと思うんです。
でも、反対にのびない人っていうのは「鈍感」で、
目の前にチャンスがあることに気づけない、大切なアドバイスなのに感じることができない…。
そんな風にして、伸びれないでいるように思います。
やっぱり伸びる人は、大人でもお子さんでも「感じる力の高い人」なんだなぁ…。
そんなことを昨日の授業で改めて感じさせられました。
中1のみんな、3月10日(火)の実力テストに向けて、がんばるべね!!
2月も残りあとわずかになりましたね。今日も1日、がんばりましょう!!
それでは、また明日。